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女装ライフ 2011.03.15
皆さん、相変わらずブログ上ではご無沙汰してしまっております。
‥大変なことになってしまいましたね。

毎日のようにこのブログを更新していた頃には、それなりの数の読者さんがいらっしゃいました。

きっと、その中には被災地の皆さんもいる‥そして、いたのだと思います。

直接の知人ではなくても、アタシたちが作る、バカバカしい記事などで笑ってくださった、
短いとはいえ感情がつながった瞬間のある方々も、
苦しい体験をされていると思うと、一層いたたまれない思いです。


また、余震や原発の件もあり、物資不足や節電問題など、
Campy!キャストやスタッフが住む首都圏でも、
現在さまざまな物理的・精神的苦労が生まれています。
当然、ピリピリしたムードにもなるでしょうし、
誰かを非難したりということも多くなりがちです。

こんな時、
お笑い女装という、見た目だけで不謹慎と言われても仕方ない存在のアタシたちは、
その申し訳なさに、萎縮せざるを得ません。

それでも、時と状況を考えながら、
自分たちのしてきた表現仕事にプライドを持ち、
明るさと笑いを、少しずつ回復させられればと思っております。


震災翌日の3月12日のCampy!飲み会A日程は、残念ながら中止となりました。
楽しみにしてくださっていたであろうお客様たち、
中にはわざわざ遠距離を移動してくださっていた方たちから、
「気にしないでね。また絶対行くから」という声も多くいただきました。
本当にありがとうございます。
すでにチケットも完売しているB日程にはまだ間がありますが、
予断を許さない状況ですので、数日前まで様子を見守って判断したいと思います。



実はCampy!ガールズの看板女装、人気のサセコさんが、
マジメな本職のほうで、日曜夕方から被災地の宮城県に入っています。

本人からの連絡によれば、あまり危険ではないエリアでのお仕事だそうですが、
当然、心細さは感じていることと思います。


出発の時にはアタシに

「正直辛いけど、被災地のゲイや
 ひとりぼっちのおばあちゃん(あたしの未来)のためとも思って頑張るわ」


というメールをくれました。(転載了承済です)


そして、その状況をtwitterで紹介し、
数多くいただいたサセちゃんへのメッセージReplyをまとめて送った後、本人のtwitterで、

「みなさん、メッセージありがとうございます!
 ひとつひとつにお返事できなくてスミマセン。
 被災者の方の状況が少しでもよくなるよう支援してきます!」

「みなさん、応援メールありがとうございました!
 本当に励みになりました。
 被災者の方々の困難を思うと、こんなの何でもないわ!って言わなきゃね。
 いま、寒空のなか仲間の食糧求めてサンクスの大行列に並んでます。
 ひとり5点までだそうです…ファンデとリップと…嗚呼すぐ5点になっちゃう…」


とも書かれていました。

寝袋生活のようですし、しんどい仕事もあると思いますが、
本当にサセちゃんらしい、笑わせようという心意気のあるつぶやきでした。



アタシ自身もツイッターで、やり取りをして実感しているのですが、
(プロアマ問わず)コメディアンにとっては、社会全体が自粛ムードに包まれる中、
もともと不謹慎な要素も多分に含む「笑い」を送りづらいというのは、
とてもやりきれないものがあります。

だって、それを一番の得意技として磨いて生きてきたんですもの。

今、日本じゅうの人が、自分にできることをしたい、と思っている時。
もちろん、人としてそう思っていなければいけない、なんてことはないと思いますが、
笑いが得意な人が同様の思いを抱いた時には、きっと
周りの人の暗くなっている感情、煮詰まった思いを自分の表現で明るくしたい、
というのが、一番その人らしい、できることなんだと思います。


ですからどうか、あなたの周りのおもしろいキャラの人たちが、
この時期に、軽い冗談などを言っていたら、なんでもかんでも不謹慎だと責めず、
その真意をなるべく汲み取ってあげてください。
そこにあなたを明るくしようとしている想いがあったとしたら、
それを踏み潰してしまうのは悲しいことです。

また、震災後に営業されていた新宿2丁目のお店なども、
節電などにも気を遣いながらも、とても恐縮されていて、実際に批判も受けていたようです。
確かにゲイの集まるバーやクラブなどと聞くと、享楽的なだけに聞こえるかもしれませんが、
独り身のゲイなどが、重い報道の中で家で不安な思いをするより、
仲間と呼べる人たちと身を寄せ合い笑い合える場所にいられたというのは、
どれだけ救いになったことかと思います。


もちろん中には度を越したもの、悪質なものもあると思いますし、
受け手の状況によって、感じ方も違います。
でもこんな時だからこそ、そんなひどい方はそうそういないのではないでしょうか。

柔軟性のある優しい目で、
一度失われてしまった、笑いというものをまた大きく育ててあげられれば。


悲しみは、怒りにもつながりやすいですが、優しさへの道だってある。

優しさこそが、一度消えてしまった、喜びや明るさを生み出し、
それが復興や経済活動の活力にもなっていくと思います。

アン・ルイス姐さんの

「My Name Is Woman 悲しみを身ごもって優しさに育てるの」

という大好きな歌詞を思い出しつつ(ニセのWomanですが‥)、
ガラにもないことを、40前の女装オジサンが書いてしまいました。
優しさよりも意地悪さをいっぱい持ったオカマはアタシを含め多いとは思いますが、
しばらくは見栄をはってでも、ナケナシの優しさを使っていきましょう。


奪い合い罵り合う、笑いのない世界に未来はありません。
どうかそれぞれに、豊かな日常を取り戻せますように。


悲しみをたくさん知っている人の笑顔が、本当の笑顔なんだよ。

(ブルボンヌ)


追伸:
旧友がtwitterで、励みになる記事を紹介してくれました。

東日本大震災で「ユーモア」が許されないこの緊張状態は危険 ‐ 岩崎聖侍

アタシも女装スカブラ(卑猥な語感‥)として、
エッチな話やおもしろい話をしたり、みんなにお酒を出したりするわ!
そして最初にクビになる。嗚呼。
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