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映画・舞台
2009.02.26
まずは、みなさんご存知、外国語映画賞
『おくりびと』の受賞なんですが。
まず客席から立ち上がったモッくんの、
胸で腕をクロスさせながらの「ええ、アタシ!?」的な
とってもしなやかな喜びポーズに驚きました。
でも、もっと驚いたのはステージに上がった皆様。
モッくんの後ろに、
「誰か…いる!!」
んです。

ほらッ!!
こ、これは、『ほん怖』に画像を送って、
下ヨシ子先生に鑑定していただかないと!!……と戦慄を覚えたのですが、
実は、最初、興奮のあまり立ち位置を間違えた

余貴美子姐さんでした。
文字通り、余りぎみだったという。
でも、まさか余姐さんが世界のアカデミー壇上に立とうとは!
ヨッ!日本一!(ヒューに続き、そのまま)
考えてみると、監督もやたら「ピンク映画出身」なんて
各メディアで下品目線で騒がれてますけど、
その昔、生尻丸出しの周りにコンドームをいっぱいぶら下げながら歌って
紅白スタッフをドンビキさせたモッくんだって、
よさこいを踊りながら無賃乗車していた時期もある奇行娘・広末だって、
今回の壇上に立った皆さんって、みんな割といろいろあった人たち。
それだけに感動もひとしおってやつなのでしょう。おめでとうございます!
でも、帰国する広末を「オスカー女優」って紹介しちゃうのは、ちょっとどうかと…。
そしてついにクライマックス、
主演女優賞の発表です!!

プレゼンター5人、恐怖のアマゾネス軍団キター!!
昨年、エディット・ピアフ役で受賞したマリオン・コティヤールが地味目だったくらいで、
あとは
シャーリー・マクレーン!!
ハリー・ベリー!!
ニコール・キッドマン!!
そしてダメ押し、ソフィア・ローレン!!
なんておいしい面々なんでしょう。
ホッとできるのは、ハリーちゃんくらいで、あとはマジで怖い。

小森のおばちゃまとaikoちゃんを足して、スピリチュアルで割ったようなシャーリーさん、
に紹介されるアンちゃん。
アン・ハサウェイは、ブロークバックあたりから急に演技の巧さが目立ってきましたが、
彼女、兄弟がゲイだそうで、当時のインタビューですごくイイこと言ってくれてました。
目と口以上に、ハートも大きいステキな女優さんですよ!
ニコール・キッドマンがアンジェリーナ・ジョリーを紹介するってのもなかなか怖いかんじがしましたが、
なんといっても、
ソフィア・ローレン vs メリル・ストリープ!!
こんなタイマンが観られるなんて、本当に幸せ。
もう、ソフィア様、第一声からコレ。

「次の候補者をどう紹介したら良いでしょう…」
ずっと腰に手を当てながら、美川ネエさんみたいに口の端を吊り上げて、メリルを紹介。
アンタ祝う気全然ないわね!
結局、イギリス人とは思えない俗っぽいオーラたっぷりの
ケイト・ウィンスレットが受賞したんですが、
舞台上で恐ろしい5人と次々ハグしている様子が、
賞っていうか、罰にしか見えないのね。ソフィア様とハグ…。
ケイトさん、スピーチがあまりに素っぽかったので、前より好きになったんですが、
母国イギリス人達には下品なはしゃぎ方だと、ますます嫌われたそうです。
メリルに指差して絡むあたり、良かったと思うんですけどね。

最後に、オカマ的にはやっぱりうれしい、
主演男優賞の、『ミルク』ショーン・ペン受賞。
のっけから

「みんなアカでホモ好きでろくでなしだね」
って。そんな字幕よう載せるわ。
でも、さんざんヤンチャしてきたノンケおっさんが、
直球でゲイの、それもブロークバックみたいなBL需要もなさそうな映画に主演して、
世界のオスカーをもらっちゃうって、なんかステキです。
「同性婚反対の票を入れた人たちにこの機会に考えなおしてほしい。
考えを変えないなら、子孫の代まで恥は続きますよ」
とまで言ってくれちゃったんだから。
孫の代までって!
八つ墓村の祟りじゃないんだから(岡山以降このネタばっか)。
海外のことだからねー、なんて思うかもしれませんが、
カリフォルニア州でさえ、住民投票で同性婚禁止が可決してしまってるわけなので、
世の多数派(しかもうるさそうな保守派)の人々に対して、
「孫の代まで恥だ」なんて言うのはむちゃくちゃ勇気のいる行動だと思いますよ。
そんなことをビアン&ゲイのために言うノンケのおっさん俳優、
さすが元暴れん坊、そしてマドンナとヤッてるだけのことはあるわ。
ショーン、かっこいい! 顔は全然イケないけど惚れました。
今回のアカデミー賞は、
日本人的にも、女優好き的にも、ゲイ的にも、見どころたっぷり、
最高の内容でした。
アタシも「ソフィアおばさんギャーッ!!」とか、家で一人で大騒ぎしながら見ちゃった。
ちょっと気持ち悪いですね。
(斎藤ヤスキ)
↓余貴美子姐さん、ソフィア・ローレン姐さん
そしてショーン・ペンの兄貴に、盛大なクリックを!
『おくりびと』の受賞なんですが。
まず客席から立ち上がったモッくんの、
胸で腕をクロスさせながらの「ええ、アタシ!?」的な
とってもしなやかな喜びポーズに驚きました。
でも、もっと驚いたのはステージに上がった皆様。
モッくんの後ろに、
「誰か…いる!!」
んです。

ほらッ!!
こ、これは、『ほん怖』に画像を送って、
下ヨシ子先生に鑑定していただかないと!!……と戦慄を覚えたのですが、
実は、最初、興奮のあまり立ち位置を間違えた

余貴美子姐さんでした。
文字通り、余りぎみだったという。
でも、まさか余姐さんが世界のアカデミー壇上に立とうとは!
ヨッ!日本一!(ヒューに続き、そのまま)
考えてみると、監督もやたら「ピンク映画出身」なんて
各メディアで下品目線で騒がれてますけど、
その昔、生尻丸出しの周りにコンドームをいっぱいぶら下げながら歌って
紅白スタッフをドンビキさせたモッくんだって、
よさこいを踊りながら無賃乗車していた時期もある奇行娘・広末だって、
今回の壇上に立った皆さんって、みんな割といろいろあった人たち。
それだけに感動もひとしおってやつなのでしょう。おめでとうございます!
でも、帰国する広末を「オスカー女優」って紹介しちゃうのは、ちょっとどうかと…。
そしてついにクライマックス、
主演女優賞の発表です!!

プレゼンター5人、恐怖のアマゾネス軍団キター!!
昨年、エディット・ピアフ役で受賞したマリオン・コティヤールが地味目だったくらいで、
あとは
シャーリー・マクレーン!!
ハリー・ベリー!!
ニコール・キッドマン!!
そしてダメ押し、ソフィア・ローレン!!
なんておいしい面々なんでしょう。
ホッとできるのは、ハリーちゃんくらいで、あとはマジで怖い。

小森のおばちゃまとaikoちゃんを足して、スピリチュアルで割ったようなシャーリーさん、
に紹介されるアンちゃん。
アン・ハサウェイは、ブロークバックあたりから急に演技の巧さが目立ってきましたが、
彼女、兄弟がゲイだそうで、当時のインタビューですごくイイこと言ってくれてました。
目と口以上に、ハートも大きいステキな女優さんですよ!
ニコール・キッドマンがアンジェリーナ・ジョリーを紹介するってのもなかなか怖いかんじがしましたが、
なんといっても、
ソフィア・ローレン vs メリル・ストリープ!!
こんなタイマンが観られるなんて、本当に幸せ。
もう、ソフィア様、第一声からコレ。

「次の候補者をどう紹介したら良いでしょう…」
ずっと腰に手を当てながら、美川ネエさんみたいに口の端を吊り上げて、メリルを紹介。
アンタ祝う気全然ないわね!
結局、イギリス人とは思えない俗っぽいオーラたっぷりの
ケイト・ウィンスレットが受賞したんですが、
舞台上で恐ろしい5人と次々ハグしている様子が、
賞っていうか、罰にしか見えないのね。ソフィア様とハグ…。
ケイトさん、スピーチがあまりに素っぽかったので、前より好きになったんですが、
母国イギリス人達には下品なはしゃぎ方だと、ますます嫌われたそうです。
メリルに指差して絡むあたり、良かったと思うんですけどね。

最後に、オカマ的にはやっぱりうれしい、
主演男優賞の、『ミルク』ショーン・ペン受賞。
のっけから

「みんなアカでホモ好きでろくでなしだね」
って。そんな字幕よう載せるわ。
でも、さんざんヤンチャしてきたノンケおっさんが、
直球でゲイの、それもブロークバックみたいなBL需要もなさそうな映画に主演して、
世界のオスカーをもらっちゃうって、なんかステキです。
「同性婚反対の票を入れた人たちにこの機会に考えなおしてほしい。
考えを変えないなら、子孫の代まで恥は続きますよ」
とまで言ってくれちゃったんだから。
孫の代までって!
八つ墓村の祟りじゃないんだから(岡山以降このネタばっか)。
海外のことだからねー、なんて思うかもしれませんが、
カリフォルニア州でさえ、住民投票で同性婚禁止が可決してしまってるわけなので、
世の多数派(しかもうるさそうな保守派)の人々に対して、
「孫の代まで恥だ」なんて言うのはむちゃくちゃ勇気のいる行動だと思いますよ。
そんなことをビアン&ゲイのために言うノンケのおっさん俳優、
さすが元暴れん坊、そしてマドンナとヤッてるだけのことはあるわ。
ショーン、かっこいい! 顔は全然イケないけど惚れました。
今回のアカデミー賞は、
日本人的にも、女優好き的にも、ゲイ的にも、見どころたっぷり、
最高の内容でした。
アタシも「ソフィアおばさんギャーッ!!」とか、家で一人で大騒ぎしながら見ちゃった。
ちょっと気持ち悪いですね。
(斎藤ヤスキ)
↓余貴美子姐さん、ソフィア・ローレン姐さん
そしてショーン・ペンの兄貴に、盛大なクリックを!



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ちりす
初めまして、いつも楽しく閲覧させていただいてます。
おかま女の一人です。
私も余姐さんにはショックを受けました。
いくら急遽用意したとは言えオスカーだし、
女優さんなんですから、そのへんはキチンとしていただかないと…。
海外ファッションメディアから「日本版シェールだ」とか酷評され、挙句の果てにはアジア代表でワーストドレッサーの一員になってしまうのではないかとハラハラしていましたが、全くのスルーでしたね。(笑)
広末も、ヴァレンティノのドレスはともかく、ジュエリーが過去にジュリアロバーツが身に着けたバングルと同デザインで新鮮味の無いお下がり感が漂ってたし、ジミーチュウのクラッチ持つなんて海外ではありえん!
で、こちらも見事にスルーでした。
ノミネート決まった時点で身支度揃えたとしても時間は十分あったのに、これかい。
スタイリストの力量の無さに涙が止まりません。
あと「追悼パフォーマンス」で、
偉大な市川コン監督のお顔が、なんと三国連太郎さんになっていたという珍事(?)も失笑物でしたわ。
おかま女の一人です。
私も余姐さんにはショックを受けました。
いくら急遽用意したとは言えオスカーだし、
女優さんなんですから、そのへんはキチンとしていただかないと…。
海外ファッションメディアから「日本版シェールだ」とか酷評され、挙句の果てにはアジア代表でワーストドレッサーの一員になってしまうのではないかとハラハラしていましたが、全くのスルーでしたね。(笑)
広末も、ヴァレンティノのドレスはともかく、ジュエリーが過去にジュリアロバーツが身に着けたバングルと同デザインで新鮮味の無いお下がり感が漂ってたし、ジミーチュウのクラッチ持つなんて海外ではありえん!
で、こちらも見事にスルーでした。
ノミネート決まった時点で身支度揃えたとしても時間は十分あったのに、これかい。
スタイリストの力量の無さに涙が止まりません。
あと「追悼パフォーマンス」で、
偉大な市川コン監督のお顔が、なんと三国連太郎さんになっていたという珍事(?)も失笑物でしたわ。
2009/03/04 Wed 14:16 URL [ Edit ]
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