| Home |
テレビ
2008.04.17
フジテレビの深夜番組『未来教授サワムラ』。
最近、バラエティ枠でも人気の高い俳優・沢村一樹が教授に扮して、毎回さまざまなテーマのルーツを探るもので、斎藤も以前から楽しませていただいてました。
この番組が春からは、ドラゴンボールばりに『未来教授サワムラZ』に進化。その栄えある第一回のテーマは、なんと
「おねえキャラ進化論」
だったのです~。
30分まるっと、おねえタレントの歴史を、『カノッサの屈辱』ばりに分析している、おねえマニアには超たまんねぇ内容でした(そんなマニア、あんまりいない)。
今回の分析では、全ての元祖は

カルーセル麻紀大先生ということに。
そしてそこから、美人系ニューハーフである
ベティ、松原留美子さんへと続きます。
って、誰だよ、と思った方も多いはず。
ベティとは『ベティのマヨネーズ』のママ。
そう、上岡龍太郎のMr.レディ50人(なつかしいわー)などで活躍していたあのネエさんです。
なんでも、彼女の働いてた店に、サザンの桑田が遊びに来て、茶髪の怪しい雰囲気に「ハーフなの?」と聞いたところ、ベティさんが
「男と女のハーフよ~(ダミ声)」
と答えたのだとか。
それをおもしろがられ、なんと桑田佳祐プロデュースによる『I LOVE YOUはひとりごと』(切ないタイトル…)という歌でデビューとなり、
これが「ニューハーフ」の語源にもなったとのことです。
すげー! 知らなかった。
さらに聞きなれないのが、松原留美子さん。
宮崎留美子さんならよく知ってるんですけどねぇ。
(ちなみに現在の宮崎留美子HPは、トップページでいきなり隅田川が流れます……)
松原留美子さんは、銀座のクラブでホステスとして働いていたニューハーフで、1981年に、女性と偽り、写真プリント会社のキャンペーンガールコンテストを受け合格したそうです。

「六本木美人」ってキャッチコピーがオッシャレー。
そしてデビューLPのタイトルも、ずばり『ニューハーフ』ですよ。
番組では、こうしたニューハーフ寄りの流れとは別に、
「男の見た目のまま、女しゃべりで楽しませる<オカマ>の登場」
として、
その元祖におすぎとピーコさんを挙げてました。
おすぎが映画評論家を目指したのは、フランスの名優アラン・ドロンに会いたかったからだそうですが、念願かなって実際に会った感想を聞かれると、
「スゴイ嫌な奴だった」
と毒づいていたそうです。さすが、おすぎ先生……。
さらに、ニューハーフとオカマの中間の、化け物系ニューハーフとして、あの日出郎が登場したと。

日出郎が高校の山岳部で男子部員から女の子扱いされていて、「クラスの3分の1と関係を持った」という、すばらしい情報も紹介されていました。
そして、2000年代初頭から、芸能界は大カミングアウト時代に突入し、一芸系オカマが続々と登場、
2007年には、IKKOさんの出現により「おねえビッグバン」となった、と解説。どんな宇宙よ。
ちなみに美意識の高いIKKOさんは「ゴミと共存しているのがイヤ」という理由で、いちいち家の外に置いたゴミ箱に捨てに行くそうです。
IKKOさんの存在により、
「オカマとニューハーフの境目が一気に不明瞭となった」
という指摘には非常に納得でした。
もうさー、「違う」ってことを青筋たてて強調してる時代じゃないのね、きっと。
性なんて元々カオスなんだから、それでいいじゃんって気がします。
サセコさんの性別も、どんどん不明瞭になってきてますしね。
そして、最後に、
「おしゃれダメ出し系オカマの性質と、
日出郎からの流れを併せ持つ巨体系ニューハーフ」
として
マツコ・デラックスが紹介されてました。

ヒーッ
マツコはこの紹介、絶対納得しないと思われます。
あと、美輪明宏様とピーター様が完全に無視されていたのは、本人たちがこういう枠での紹介を拒絶しているってことなんでしょうかねぇ。
いずれにしても、こんなに濃くて良いのか、と心配になるくらいにためになる番組でした。
(斎藤ヤスキ)
↓おねえビッグバンにCampy!号も乗せて~!
最近、バラエティ枠でも人気の高い俳優・沢村一樹が教授に扮して、毎回さまざまなテーマのルーツを探るもので、斎藤も以前から楽しませていただいてました。
この番組が春からは、ドラゴンボールばりに『未来教授サワムラZ』に進化。その栄えある第一回のテーマは、なんと
「おねえキャラ進化論」
だったのです~。
30分まるっと、おねえタレントの歴史を、『カノッサの屈辱』ばりに分析している、おねえマニアには超たまんねぇ内容でした(そんなマニア、あんまりいない)。
今回の分析では、全ての元祖は

カルーセル麻紀大先生ということに。
そしてそこから、美人系ニューハーフである
ベティ、松原留美子さんへと続きます。
って、誰だよ、と思った方も多いはず。
ベティとは『ベティのマヨネーズ』のママ。
そう、上岡龍太郎のMr.レディ50人(なつかしいわー)などで活躍していたあのネエさんです。
なんでも、彼女の働いてた店に、サザンの桑田が遊びに来て、茶髪の怪しい雰囲気に「ハーフなの?」と聞いたところ、ベティさんが
「男と女のハーフよ~(ダミ声)」
と答えたのだとか。
それをおもしろがられ、なんと桑田佳祐プロデュースによる『I LOVE YOUはひとりごと』(切ないタイトル…)という歌でデビューとなり、
これが「ニューハーフ」の語源にもなったとのことです。
すげー! 知らなかった。
さらに聞きなれないのが、松原留美子さん。
宮崎留美子さんならよく知ってるんですけどねぇ。
(ちなみに現在の宮崎留美子HPは、トップページでいきなり隅田川が流れます……)
松原留美子さんは、銀座のクラブでホステスとして働いていたニューハーフで、1981年に、女性と偽り、写真プリント会社のキャンペーンガールコンテストを受け合格したそうです。

「六本木美人」ってキャッチコピーがオッシャレー。
そしてデビューLPのタイトルも、ずばり『ニューハーフ』ですよ。
番組では、こうしたニューハーフ寄りの流れとは別に、
「男の見た目のまま、女しゃべりで楽しませる<オカマ>の登場」
として、
その元祖におすぎとピーコさんを挙げてました。
おすぎが映画評論家を目指したのは、フランスの名優アラン・ドロンに会いたかったからだそうですが、念願かなって実際に会った感想を聞かれると、
「スゴイ嫌な奴だった」
と毒づいていたそうです。さすが、おすぎ先生……。
さらに、ニューハーフとオカマの中間の、化け物系ニューハーフとして、あの日出郎が登場したと。

日出郎が高校の山岳部で男子部員から女の子扱いされていて、「クラスの3分の1と関係を持った」という、すばらしい情報も紹介されていました。
そして、2000年代初頭から、芸能界は大カミングアウト時代に突入し、一芸系オカマが続々と登場、
2007年には、IKKOさんの出現により「おねえビッグバン」となった、と解説。どんな宇宙よ。
ちなみに美意識の高いIKKOさんは「ゴミと共存しているのがイヤ」という理由で、いちいち家の外に置いたゴミ箱に捨てに行くそうです。
IKKOさんの存在により、
「オカマとニューハーフの境目が一気に不明瞭となった」
という指摘には非常に納得でした。
もうさー、「違う」ってことを青筋たてて強調してる時代じゃないのね、きっと。
性なんて元々カオスなんだから、それでいいじゃんって気がします。
サセコさんの性別も、どんどん不明瞭になってきてますしね。
そして、最後に、
「おしゃれダメ出し系オカマの性質と、
日出郎からの流れを併せ持つ巨体系ニューハーフ」
として
マツコ・デラックスが紹介されてました。

ヒーッ
マツコはこの紹介、絶対納得しないと思われます。
あと、美輪明宏様とピーター様が完全に無視されていたのは、本人たちがこういう枠での紹介を拒絶しているってことなんでしょうかねぇ。
いずれにしても、こんなに濃くて良いのか、と心配になるくらいにためになる番組でした。
(斎藤ヤスキ)
↓おねえビッグバンにCampy!号も乗せて~!



スポンサーサイト
| Home |